📊 ソロビルダー事例2026年2月15日10分で読める

AIマーケティングで$30K MRR — Richard WangがLeadmore AIを成長させた方法

インターネット業界5年以上の経験を持つRichard Wangが、AIマーケティングツールLeadmore AIで$30K MRRを達成。ニッチ特化と高速MVPの秘訣。

AIマーケティングで$30K MRR

この記事は Indie Hackers での Richard Wang のインタビューに基づいています。

Richard Wang は、インターネット業界で5年以上の経験を持つエンジニア兼プロダクトマネージャー。大手テック企業を離れ、独立開発者として Leadmore AI を立ち上げ、現在 $30,000以上のMRR で急成長中だ。

なぜAIを選んだか

Richardは独立開発者としての自由を重視している。

「自分が本当に関心のあるものを構築できる自由、働く時間をコントロールできる自由、それが重要だ」

AIを選んだ理由は明確だ。

「AIは従来のインターネット・モバイルインターネットの前提を根本的に変える。巨大な新市場と機会を生み出している」

現在、3つのプロダクトを開発中:

  1. Leadmore AI — B2B AIマーケティング($30K+ MRR)
  2. AI搭載エンターテインメントコミュニティ(B2C)
  3. Modelfox AI — GEO(Generative Engine Optimization)特化

アイデアからプロダクトへの高速プロセス

Richardの開発プロセスは明確だ。

Step 1: アイデアを見つける

  • ソーシャルメディアでユーザーの会話や行動を観察
  • 「自分が本当に得意なことは何か?」「他の人より深い理解を持つ領域は?」と自問

Step 2: アイデアを検証

「プロダクトに飛びつく前に、運用やコンテンツで検証する。デモやアイデアをソーシャルで共有し、潜在ユーザーが現れるか確認し、直接話して仮説を検証する」

重要なのは、お金を払う意思があるかまで確認すること。コードを書く前に需要を検証することが極めて重要。

Step 3: ユーザーと話す

50〜100人と話すのが理想だが、10人との深い会話でも理解は劇的に深まる。

Step 4: MVPを構築

「今日のvibe codingなら、非常に基本的なMVPを1〜2週間で出荷できる。最小限に徹することが鍵。1機能で十分なら2機能は作らない」

早く出荷し、早いユーザーに届け、フィードバックで素早くイテレーションする。

クレジットベースのビジネスモデル

Leadmore AIはクレジットベースのモデルを採用。

  • ユーザーがクレジットを購入
  • 投稿、コメント、関連サブレディットの発見などのアクションに使用
  • 未使用クレジットはいつでも返金可能

収益成長の方程式

収益 = 新規ユーザー × コンバージョン率 × リテンション率

Richardが最も重視するのは リテンション

「リテンションが弱いなら、それはプロダクトが十分な価値を届けていないということ。リテンションが健全になって初めて、獲得効率とコンバージョンに集中する」

技術スタック

技術
Frontend Next.js(フルスタックフレームワーク)
Backend API Go + Gin(高パフォーマンス)
Core DB MongoDB
Analytics ClickHouse
Background Jobs Function Compute

全システムはサーバーレスアーキテクチャで構築されている。

機能拡大の誘惑と戦う

開発を進めると、競合が多くの機能を出荷しているのを見て、自分も同じようにしたくなる。

「しかし、チームが小さい時——たいてい最初は1〜2人——多くの機能を上手く実行したり、効果的にイテレーションするのはほぼ不可能だ」

人間の本能は「もっと」を求めるが、プロダクト構築は引き算が必要だ。

「もしやり直せるなら、最初のMVPを3機能から1機能に減らす。それだけで2週間以内に出荷でき、全体のペースがずっと速くなっただろう」

成長戦略:コンテンツと関係構築

ユーザー獲得のほとんどは運用とコンテンツ駆動

  1. Reddit等のソーシャルでコンテンツを作成・共有
  2. 業界の話、実践的な知識、構築しているものの価値を説明
  3. 興味を持った人にはDMでフォローアップ
  4. 真剣に興味がある人はプライベートコミュニティに招待

長期的なユーザーエンゲージメントと関係構築が、プロダクト改善と口コミにつながる。

インディー開発者への3つのアドバイス

1. 構築前にユーザーリサーチに時間を使う

1ヶ月、2ヶ月、あるいは3ヶ月かけても良い。需要を本当に理解するまで、構築を始めるな。

「多くのインディー開発者はまず構築するのがデフォルト。その考え方は根本的に間違っている」

2. 運用・成長スキルを強化する

運用が得意でないなら、それが得意な共同創業者を見つける。

「今日の環境では、運用能力は多くの場合、純粋な開発スキルより重要。インディー創業者への全体的なハードルはずっと高くなっている」

3. トレンドを盲目的に追わない

流行を追うアプローチは失敗する可能性が非常に高い。

「本当に重要なのは、自分の業界の強みを明確に理解し、その方向でイテレーションし続けること。一方向への継続的な集中と蓄積があれば、意味のある結果を達成する可能性がずっと高くなる」


参考リンク