最終情報更新: 2026-02-16
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 種別 | CLIベースAIペアプログラマー |
| 開発元 | Paul Gauthier(OSS) |
| 料金 | 無料(OSS)+ LLM API費用 |
| 対応OS | macOS、Linux、Windows |
| 特徴 | Git統合、マルチLLM対応、OSS |
Aiderとは?
Aiderは、オープンソースのターミナルベースAIペアプログラマー。Claude、GPT-4、Gemini、さらにはローカルLLM(Ollama経由)など、複数のLLMを選択して利用できる。
最大の特徴はGit統合。コード変更を自動でコミットし、変更履歴を明確に残す。「AIがどこを変更したか」が常に追跡可能で、問題があればgit revertで簡単にロールバック。
Claude Codeの登場前から人気を集めていたCLI型AIツールで、カスタマイズ性の高さがパワーユーザーに支持されている。
こんな人におすすめ
| ターゲット | 適性 | 理由 |
|---|---|---|
| ターミナル派 | ⭐⭐⭐ | CLI完結、IDEなしで動作 |
| OSS好き | ⭐⭐⭐ | MITライセンス、カスタマイズ可能 |
| マルチLLM派 | ⭐⭐⭐ | Claude、GPT、ローカルLLMを切り替え |
| コスト意識 | ⭐⭐ | 自分でAPIキーを用意(従量課金) |
| GUI派 | ⭐ | ターミナル操作必須 |
主要機能
Git自動コミット
コード変更のたびに自動でgit commit。コミットメッセージも自動生成。変更履歴が明確に残り、問題時のロールバックが容易。
マルチファイル編集
複数ファイルを同時に編集。「この機能を追加して」と言えば、関連するファイル(コンポーネント、テスト、型定義)を一括修正。
マルチLLM対応
Claude、GPT-4、GPT-3.5、Gemini、DeepSeek、Ollama経由のローカルLLMなど、多様なモデルに対応。コストやプライバシー要件に応じて選択。
リポジトリマップ
プロジェクト構造を自動解析し、LLMに効率的にコンテキストを伝達。大規模プロジェクトでも関連ファイルを特定。
ウォッチモード
ファイル変更を監視し、自動でAiderに伝達。外部エディタでの変更を即座に反映。
Voice入力
音声でコーディング指示。ハンズフリーでのペアプログラミングが可能。
使い方(Getting Started)
- インストール:
pip install aider-chatまたはbrew install aider - APIキー設定:
export ANTHROPIC_API_KEY=xxxまたはexport OPENAI_API_KEY=xxx - プロジェクトに移動:
cd your-project - 起動:
aiderまたはaider --claude-3-5-sonnet - ファイル追加:
/add src/app.pyで編集対象を追加 - 指示: 「ログイン機能を追加して」と自然言語で指示
コマンド例
# Claude 3.5 Sonnetで起動
aider --claude-3-5-sonnet
# GPT-4oで起動
aider --model gpt-4o
# 特定ファイルを指定して起動
aider src/main.py src/utils.py
# 自動コミットを無効化
aider --no-auto-commits
# ウォッチモード
aider --watch
料金
Aider自体は無料(OSS)。ただし、LLM APIの利用料金が別途発生。
| モデル | 目安コスト(1時間作業) |
|---|---|
| Claude 3.5 Sonnet | $0.5〜2 |
| GPT-4o | $0.5〜2 |
| GPT-3.5 Turbo | $0.05〜0.2 |
| ローカルLLM(Ollama) | $0 |
Pros(メリット)
- ✅ OSS: MITライセンス、完全無料
- ✅ Git統合: 自動コミットで変更を追跡
- ✅ マルチLLM: Claude、GPT、ローカルLLMを選択
- ✅ カスタマイズ: 設定ファイルで細かく調整
- ✅ 軽量: Python環境があれば即起動
- ✅ ターミナル完結: IDEなしで動作
- ✅ マルチファイル: 複数ファイル同時編集
- ✅ Voice入力: 音声でのコーディング
- ✅ コミュニティ: 活発な開発、頻繁なアップデート
Cons(デメリット)
- ⚠️ ターミナル必須: CLI操作に慣れが必要
- ⚠️ APIキー管理: 自分でキーを取得・設定
- ⚠️ コスト管理: 使いすぎると高額になる可能性
- ⚠️ GUI不在: ビジュアル確認は別エディタ
- ⚠️ 学習曲線: コマンドや設定を覚える必要
ユーザーの声
「Claude Codeが出る前から使っていた。Git自動コミットが神」 — OSSコントリビューター
「複数のLLMを試せるのがいい。プロジェクトによって使い分け」 — AI研究者
「OSSなので中身が見える安心感。カスタマイズも自在」 — ターミナル派エンジニア
「コストは自己責任。使いすぎて月$50行ったことがある」 — Hacker News コメント
FAQ
Q: Claude Codeとの違いは?
A: Claude CodeはAnthropic公式、Aiderは独立したOSSプロジェクト。Aiderは複数のLLMに対応、Claude CodeはClaudeに特化。Git統合のアプローチも異なる。
Q: ローカルLLMで使える?
A: Ollama経由でllama、mistral、codellama等のローカルLLMに対応。クラウドにコードを送信したくない場合に有効。
Q: 大規模プロジェクトでも使える?
A: 使える。リポジトリマップ機能で関連ファイルを効率的に特定。ただし、コンテキストサイズの制限はLLMに依存。
Q: 無料で使う方法は?
A: ローカルLLM(Ollama)を使えばAPI費用ゼロ。ただし、品質はクラウドLLMに劣る。
競合比較
| ツール | 価格 | LLM選択 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Aider | OSS + API費用 | ◎ 複数対応 | Git自動コミット |
| Claude Code | Max $100/月〜 | Claude固定 | Anthropic公式 |
| Cursor | $20/月 | 複数選択可 | GUI IDE |
| Cline | OSS + API費用 | 複数対応 | VS Code拡張 |
ソロビルダー向けの使いどころ
ターミナル作業の延長
ssh先のサーバー、Docker内など、IDEが使いにくい環境でもAiderなら動作。どこでもAIペアプロが可能。
コスト最適化
プロジェクトの規模や複雑さに応じてLLMを使い分け。簡単なタスクはGPT-3.5、重要なタスクはClaude 3.5と切り替え。
実験・プロトタイピング
複数のLLMを試して、どのモデルがプロジェクトに合うか検証。OSSなので制限なく実験可能。
公式リンク
- GitHub: https://github.com/paul-gauthier/aider
- ドキュメント: https://aider.chat/
- インストール: https://aider.chat/docs/install.html
- LLM設定: https://aider.chat/docs/llms.html